- 「待て」を教えたいけど難しそう…
- どうやって教えるの?
- どれくらいで覚えるの?
こういった疑問にお応えします。
こんにちは、現役トリマーのえりです。
この記事では、現役トリマーが実際に愛犬に教えた「待て」の教え方をお伝えしていきます。
早い子だと3日で「待て」を覚える事が出来るので、犬を飼い始めた方は是非参考にして下さい。
「待て」は難しくない
しつけとなると難しいイメージがあるかと思いますが、正しく教える事で3〜7日程度で覚える事が可能です。
「待て」が出来れば、身の危険からも守る事が出来るので是非覚えてもらいましょう。
「待て」が出来ないとトリミングも断られる
「待て」が出来ず暴れてしまうような子は、トリミングでも断られやすくなります。
落ちると骨折など怪我に繋がります。トリミングや公園など公共の場では「待て」が出来るようになる事が大切です。
実際に大暴れしてしまう子は、何件もお断りしてきました。
「待て」を教える5つの手順
- おやつを手に持つ
- 犬の目線より少し上におやつを持っていく
- 「待て」と言って1秒待つ
- “1秒”待てたら「よし」と言っておやつをあげ
- 「待て」が出来なかったらおやつはあげない
上記の手順を、1日10〜20分続けるだけでも効果的です。
手順1 おやつを手に持つ
手に持つ量は、ドッグフード1粒です。
最初はドッグフードやおやつなど、ご褒美がないと絶対に出来ません。
慣れてきたら、ドッグフードを床に置いてやっても大丈夫です。
手順2 犬の目線より少し上におやつを持っていく
おやつを手に持ったら、犬の目線より少し上におやつを持っていきましょう。
「お座り」の状態になれば成功です。
手順3 「待て」と言って1秒待つ
「お座り」の状態が出来たら、「待て!」と言って心の中で「1秒」数えてください。
この手順で大切な事は、はっきり「待て!」と言うことと、「待て」の時間が長すぎない事です。
「待て」の時間も最初は長すぎると絶対に出来ないので、成功出来る時間設定が大切です。
どんなに短くてもいいので、成功してもらう事が大切です!
手順4 ”1秒”待てたら「よし」と言っておやつをあげる
設定した時間で「待て」が出来たら、「よし!」と言ってご褒美のおやつをあげましょう。
1秒耐える事が出来てきたら、2秒、3秒、4秒…10秒と徐々に「待て」と「よし」の間隔を長くしていきましょう。
手順5 「待て」が出来なかったらおやつはあげない
「待て」が出来なかったらご褒美のおやつをあげてはいけません。
「待て」の途中で食べようとしたら、ご褒美のおやつを全力で取り上げて、手順1からやり直して下さい。
ここまでが「待て」を教える一連の流れになります。
ちなみにうちの愛犬のトイプードルは、朝晩の食事の時に10分程度の訓練を続けたら、3日で覚えてくれました!
「待て」を教える時は食事に気をつける
与えた分だけ食事量はしっかり調整して下さい。
食事の時間に10分程度ドッグフードを使ってやるのがおすすめです。
もともと食事で食べる予定だったドッグフードを使うので、調整する必要もありません。
まとめ
今回は「待て」の教え方についてお話してきました。
- おやつを手に持つ。慣れたら床もOK
- 犬の目線より少し上におやつを持っていく
- お座りの状態で「待て」と言って1秒待つ
- 1秒待てたら「よし」と言っておやつをあげる
- 待てなかったらおやつはあげない
- 1〜5の手順を繰り返し行う
食事以外の時に教える時は、フードの調整を忘れずに!
これからも犬やトリミングに関する情報を発信していきますので興味がある方は是非参考にして下さい。
それでは楽しいワンちゃんライフを!
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